本当に恥ずかしい事ですが、先日お客様よりお叱り頂きましたm(__)m
この事を、たくさんのお客様や美容師さんに観られているかも知れないブログに書いていいのか?正直迷いました。
しかし、美容師という素晴らしい仕事をさせて頂いている自分は、自身も今後この様な事の無い様に、あえて書かせて頂きます。
お客様にお叱り頂きました内容です。
お叱り下さいましたお客様は、うちのサロンに毎月通って下さる常連のお客様A様です。
いつもの様にシャンプーブースから移動されたA様のカットに入らせて頂いた時、自分は今日のA様が普段と様子が違うなぁ〜?と感じていました。
スタイルの相談をしてカットに入らせて頂いた時の事!
「私は正直な事を言って技術が気に入って来ているんです️他のお客様の事は分からないけど、私は○○さんで無くても技術が上手ければ誰でもいいんです。技術が上手いからここに来ているんです。だから、余計な気を使わないで貰いたいんです️」
カットをしながら、A様がおっしゃった言葉の意味を理解するのに、そんなに時間はかかりませんでした。
その言葉を聞き、自分は直ぐにA様に謝り、手の空いているスタッフ全員をA様の近くに呼ぶと、A様に「本当に申し訳無いのですが今1度スタッフの前でお話し頂けませんか?m(__)m」とお願いしていました。
美容師という仕事は、本当に特殊な仕事です。
カットやパーマ、カラーリングの技術で、お客様を綺麗にしてさしあげられる。そして更に言えば、お客様の大切な情報を聞く機会も多く守秘義務を厳守しなくてはならない時も出て来ます。
お客様が落ち込んでいらっしゃる時も、人生の中で嬉しい体験をされた時も、とっても可愛がっていたワンちゃんが亡くなられた時も、就職出来た時も、大学に受かった時や落ちた時も、体調が悪い時も…
様々な心理状態、状況を直ぐにキャッチして、常に出しゃばらず、お客様の立場に立った接客が出来てこそ、素晴らしい美容師だと思っています。
がしかし、時に自分が話したいから️
自分が聞いてあげなくては️
と、お客様の気持ちを無視して自己満足している美容師もいるのでは無いでしょうか?
うちのスタッフも、きっとお客様に良かれと思って、お話をしたのでしょう。
でも、それが時に大きなお節介になるものなのです。
A様は素晴らしい方で、とても優しい方なので、柔らかい言葉を選んで下さったのでは?
本当に言いたかった事を自分なりに代弁するならば
「いつも担当しているからって、私の事を全て分かった様な勘違いをしないで下さい️」と言いたかったのでは無いでしょうか。
今の世の中、嫌な事を相手のために言って下さるお客様は少ないです。
多くのお客様は、嫌なら黙って来なくなりますから。
最後にA様は「また来たいから、私の事を分かって貰いたいの!ごめんなさい○○さん」と言って下さいました。
こんな素敵なお客様の為にも、技術を磨き、人間性を磨き、全てはお客様目線で物を考えられる美容師を目指さなければならないんだと、改めて感じました。
本当に素晴らしいお客様が来店されている事に、心から感謝します。
ありがとうございましたm(__)m
artemis代表 西部 俊一