少し前になりますが、朝テレビを観ていると、S1グランプリなるものをやっていた。 S1グランプリ全国大会? 初めて聞く名前に興味が湧き、観ていると、この大会「サービスで接客のプロフェッショナルを競う」全国大会だそう。 ざっくり内容をお話しすれば、実際の接客スキルを使い、いろいろなシーンを想定してのやり取りをステージ上で繰り広げ、それを審査員が採点するらしい。 同じサービス業であり、接客を日々の業にしている自分にとっては勉強になりそうだったので、観てみる事にした。 予選を勝ち抜いて来た数人が、それぞれ個性的な接客を展開する。 例えば、レストランでのワンシーンでは、こんな感じに️ お客様A「あっ️ごめんなさいお水をこぼしてしまいました(≧∇≦)」 スタッフB「お客様大丈夫ですか?大変です、おズボンがねれてしまいましたね!もし宜しければ僕のズボンを代わりに使って下さい(笑)」とか お客様A「実は来週で70歳の誕生日なんだよね!」 スタッフC「そーなんですか、おめでとうございます!ではお祝いで何かご用意いたしますね!」など こんな感じのやり取りをたくさん繰り広げ、見事にグランプリに輝いた人の接客が、こちら 男性客A「実は来週で70歳になるんだよ!」 スタッフD「そーなんですか、それはおめでとうございます!では何かお祝いをされるのですか?」 A「いや、僕は子供もいないし独り身なんでね…」 D「では、その日のご予定が無ければ是非ご来店頂けませんか?」 D「僕にお祝いさせて貰いたいのです」 A「⁇」 D「実は、僕は早くに父を亡くしておりまして、失礼だと思ったのですがお客様 の話しを聞いていて、もし父が生きていたらと考えてしまいました。そこで、もしご迷惑で無ければ、自分にお祝いさせて貰えないでしょうか?」 こんなやり取りをされたDさんが見事にグランプリを取ったのです。 後で分かったのですが、Dさんは本当にお父様を早くに亡くしており、このシーンの中で、お客様とお父様がリンクしてしまったみたいです。 実際、Dさんは涙を流していました。 もちろん居酒屋だったり、ホテルのレストランだったり、そのシチュエーションが違えば当然の様に求められる接客も変わりますが、接客にとって本当に大切な事は、相手(お客様)にとって、何が1番ベストであるか? なのではないでしょうか? 今回のS1グランプリを観ていて、改めてサービス業としての接客のあり方を考えさせられました。 そして、1流の接客とは⁇のヒントをまた1つ貰えた感じがしました。 話しは変わりますが先日、独立前にお世話になっていた横浜元町の澤飯専務とお話しさせて頂きました。 【澤飯専務を知らない方の為に】 澤飯専務こと澤飯公子さんは、神奈川県美容同業組合の理事長である澤飯廣英先生 の奥様であり、かのIKKOさんの心の師としても有名な方です。 *この写真は澤飯廣英先生、公子さん、IKKOさんの許可を頂いておりません!(笑) この専務が、本当に素晴らしい方で、常に「全てはお客様の為に!」を実践されているのです。 自分も接客のあり方について迷ったり、悩んだりした時は「専務ならどーするのだろうか?」と頭に浮かべながら考えています。 素晴らしい接客とは「自分がどーしたい!」では無く「相手が何をして欲しいか?」なのだと思います。 そして、そんな接客を長く実践していく事こそ「1流の接客」であると。 専務から教えて頂いた言葉があります。 「1流っていうのは、1つの道を貫く事なのですよ。だから、自分の信じた道を貫いて行きなさい︎西部、あなたは1流を目指しているのでしょ!」 やはり、怖いおばさんの言うことは素晴らしく、心に残るものです。 いつも本当にありがとうございます。 目指せ1流️ *最後に専務へ! これをまかり間違って読まれたとしても、電話で脅したりしないで下さい(笑) ほら、うちのスタッフが皆で謝ってますからね。 |
2015年03月19日
S1グランプリって?
posted by アルティズムブログ at 16:22| Comment(0)
| 西部俊一
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